「佐藤、鈴木、高橋、渡辺、斎藤‥」、多数派の苗字でも漢字の種類は色々!

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日本には様々な苗字(名字)があります。
数ある苗字の中でも常に上位に入ってくる、人数が多い苗字には「佐藤、鈴木、高橋、田中、伊藤、渡辺、斎藤…」などが挙げられます。
 
そんな多数派の苗字でも「同じ読み方でも様々な漢字表記」があります。
 
本記事では、多数派の苗字の様々な漢字表記を紹介します。
(※下記で紹介している苗字の漢字には、環境依存文字が含まれるため、文字化けなどで見れない可能性があります)
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日本の苗字ランキング(多い苗字)

名字由来netによると、日本で多い苗字のランキングは以下の通りです。
(※2019年3月時点)
  1. 佐藤(およそ188万人)
  2. 鈴木(およそ180万人)
  3. 高橋(およそ141.6万人)
  4. 田中(およそ134万人)
  5. 伊藤(およそ107.8万人)
  6. 渡辺(およそ106.7万人)
  7. 山本(およそ105.4万人)
  8. 中村(およそ104.8万人)
  9. 小林(およそ103.1万人)
  10. 加藤(およそ89万人)
  11. 吉田(およそ83.2万人)
  12. 山田(およそ81.6万人)
  13. 佐々木(およそ67.6万人)
  14. 山口(およそ64.5万人)
  15. 松本(およそ63万人)
  16. 井上(およそ61.6万人)
  17. 木村(およそ57.8万人)
  18. (およそ54.7万人)
  19. 斎藤(およそ54.4万人)
  20. 清水(およそ53.3万人)
上記ランキングで挙げた苗字(名字)の方は、皆さんの知人友人や仕事関係で少なくとも一人はいるのではないでしょうか。
 
逆に、珍しい苗字(名字)変わった苗字については下記の記事を参照下さい。
『えっ!そんな変わった苗字が本当にあるの?』読み方も難しい珍しい苗字
世の中には色々な苗字の方がいます。 本記事ではその中でも特に珍しい苗字(名字)、変わった苗字を紹介します。 例えば「薬袋、一番合戦、勘解由小路、鰻…」 その珍しさもそうですが、読み方も「え?何て読むの?」となる変わった苗字ばかり。 一般的に...

色々な「さとう」さんや「いとう」さん

冒頭でも書いたように、多数派苗字の読み方でも、違う漢字表記の種類を以下に記載します。

「さとう」

佐藤、佐東、佐当、佐登、佐棟、佐當、佐等、佐籐、佐島、左藤、左東、左登、甘庶、砂糖、砂藤、砂東、沙藤、坂東

「すずき」

鈴木、鈴置、鈴紀、鈴杵、鈴記、鈴樹、鈴城、鐸木、錫木、寿松木、寿々木、寿木、寿洲貴、周木、涼木、須々木、鱸

「たかはし」

高橋、高端、高梁、鷹觜、鷹箸、鷹嘴、鷹橋、鷹啄、孝橋、喬橋

「高」という字には、真ん中の部分が「口」ではなくつながっている『髙』という異体字があり、その形状から『はしごだか』と呼ばれます。

はしごだかの詳細は、以下の記事をご覧下さい。

はしごだか『髙』,漢字変換の出し方は?読み方は変わる?
「高」という漢字は、日常でもよく見聞きする漢字ですよね。 では、『はしごだか』と呼ばれる『髙』という漢字はご存じでしょうか? 「髙橋・髙木・髙田・髙野…」といった苗字や、それを冠する社名や屋号等ではしごだか表記を見かける確率が高いかもしれま...

「たなか」

田中、田仲、太中、多名賀、他中、多仲

「いとう」

伊藤、伊東、井藤、依藤、井東、井頭、以頭、居藤、猪頭、夷藤、井登、猪藤、藺藤、翫、位頭、意東、渭東、位藤

「わたなべ」

渡辺、渡部、綿部、渡鍋、亘鍋、綿鍋、綿奈部、和田鍋、渡那部
 
わたなべ」という苗字は、異体字や旧字体による漢字の種類が上記以外にも数多くあります。
渡辺姓についてより詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみて下さい。
渡邊、渡辺、渡邉、渡部…「わたなべ」という漢字は何種類あるの?
全国の苗字(名字)ランキングでも上位に入る「わたなべ」さん。 皆さんの周りにも一人はいるのではないでしょうか。 一般的な「渡辺」という漢字以外にも「渡邊、渡邉、渡部」など、漢字の種類も多いですよね。 全国順位は6位で、日本にはおよそ100万...

「やまもと」

山本、山元、山許、山基、山夲、山下

「なかむら」

中村、中邑、中邨、名嘉村、仲邑、仲村
 
上記の「仲村」という漢字表記は、沖縄県に多いです。
沖縄には特有の変わった苗字が色々あります。
詳しくを以下の記事を参照下さい。
沖縄県には珍しい苗字(名字)が多い!どんな種類がある?
沖縄県には、同県特有の珍しい苗字(名字)、変わった苗字が多いです。 そんな変わった苗字の紹介や、珍しい苗字が多い理由について本記事では掘り下げていきます。 また、沖縄県も含む全国にある都道府県の特有の苗字(名字)については、下記の記事を参照...

「こばやし」

小林、古林、児林、子林、小早志、少林

「かとう」

加藤、加登、加唐、加東、加当、加統、加頭、加當、加籐、下藤、何東、加斗、可藤、嘉東、嘉藤、嘉籐、家登、歌藤、歌頭、河東、河藤、河隝、花等、華藤、迦統、賀藤、鴨東、香東、香藤、鹿藤、鹿頭

「よしだ」

吉田、芦田、賀田、喜田、義田、𠮷多、好多、好田、芳田、芳多、由多、由田、与四田、与子田、誉士太、良田、愿田、與四田、葭多、葭田、美田、善田、嘉田、誉田、慶田、依田、源田、礒田

上記には挙げませんでしたが、「吉」という字の下が長い(上の部首が土)、『𠮷』という漢字があります。
苗字の表記だと「𠮷田、𠮷川」という感じですね。

通称『つちよし』とも呼ばれる『𠮷』という漢字については、以下の記事にて詳細が書かれています。

「つちよし」とも呼ばれる『𠮷』という漢字、変換するにはどうすれば良い?
「吉」という漢字は、身の回りをちょっと探せばすぐ見つかる文字ですよね。 苗字では吉田さんや吉川さん、おみくじの小吉・中吉・大吉、 自宅や職場近くに吉野家があるという方も多いのでは。 ちなみに吉野家の漢字、実は「吉」 ではなく吉の下が長い『𠮷...

「やまだ」

山田、山多、矢満田

「ささき」

佐々木、佐々貴、佐々城、佐々生、佐佐木、佐崎、左々木、左崎、沙々木、笹気、笹記、笹城、笹木、笹氣、篠笥、篠木、鷦鷯、笹崎、雀、笹生

「やまぐち」

山口、山久地

「まつもと」

松本、松元、松茂渡、松夲、松下、枩本、茉本、柗本、梥本、末本、

「いのうえ」

井上、以野上、伊上、伊野上、井ノ上、井上、井植、井之上、井野上、亥上、家ノ上、居上、居野上、猪ノ上、猪上、猪植、藺上、伊之上

「きむら」

木村、木邸、木邑、木邨、喜村、喜邑、基村、岐村、岐邨、帰村、季村、紀村、記村、貴村、貴邑、鬼村、樹村、城村、来村、亀村、嘉村

「はやし」

林、林志、早司、早師、早志、早矢仕、早矢士、速司、晨、早勢、森、茂

「さいとう」

斎藤、西藤、西塔、西東、才藤、済藤、西頭、歳桃、妻藤、斎当、細藤、犀藤、再東、在藤、歳藤
 
前述の渡辺姓同様、「さいとう」という苗字も漢字の種類がたくさんあります。
斎藤姓についてご興味ある方は以下の記事をどうぞ。
齋藤(さいとう)の漢字はなぜ多い?「齋藤、斎藤、斉藤、齊藤…」
皆さんのまわりに「さいとう」さんはいますか? 日本人の数ある苗字(名字)の中でも、「さいとう」さんはたくさんいらっしゃいますよね。 そしてその漢字の種類も「齋藤、斎藤、斉藤、齊藤…」といった感じで多いです。 そんなサイトウさんの苗字について...

「しみず」

清水、志水、志美津、真水、清泉、設水、冷水、瀏、眞水、深水

まとめ

上記に挙げた多数派の苗字以外でも、馴染みがある読み方ですが珍しい漢字表記は数多く存在します。
 
表記の違いについては、地域性があったり、職業にまつわる漢字表記など色々あります。
全国の各都道府県に存在する特有の苗字(名字)については、以下の記事をぜひ参照下さい。
都道府県別の珍しい苗字。苗字で出身地がわかるかも…
日本には数多くの苗字(名字)があります。 「佐藤、伊藤、斎藤、高橋、渡辺…」といった多数派の苗字もあれば、思わず「漢字でどう書くの?これってどう読むの?」と思わず聞きたくなる珍しい苗字もありますよね。 普段その地域に住んでいる人にとっては聞...
 

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