ADHDってなに?症状の特徴や接し方について。

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最近、目にする機会が増えた「ADHD」という単語。

なんとなくはわかるけど、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。
その詳細について紹介します。
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ADHDは何の略称?

ADHDとは「Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder = AD/HD」の一般的な略称で、注意欠陥多動性障害とも呼ばれます。

ADHDの特徴・症状

ADHDの特徴としては、
  1. 不注意(集中力がない・気が散りやすい)
  2. 多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)
  3. 衝動性 (順番を待てない・考える前に実行してしまう)
上記の3つの要素が見られる障害のことです。
3要素ともに、子供から大人になるにつれて、症状に変化があります。

不注意の症状の変化

子供時代に「勉強等での不注意な間違い」は、「仕事のケアレスミスが多い」に変化します。
 
「興味がある事に集中しすぎてしまい切り替えがなかなか出来ない」症状は、大人になった際「仕事の時間管理が苦手」だったりします。
 
子供・大人共通の症状としては、「課や作業を順序立てて実行することが苦手」、「忘れ物や物を無くすことが多い」等があります。

多動性の症状の変化

子供時代に「落ち着いて座っていることが難しい」という症状は、大人になり「目的がない動きをしたり、貧乏ゆすりなど」に変化します。
 
「遊びやレジャー活動におとなしく参加出来ない」という症状は、大人になり「なにかと落ち着きがない感じ」に変わります。

衝動性の症状の変化

子供時代に「質問が終わり切らない内に答えてしまう」という症状は、大人になり「思った事がすぐ口に出てしまう」に変化します。
 
「欲しいものがあると、激しい駄々をこねてしまう」という症状は、「つい衝動買いをしてしまう」に変化します。

ADHDの比率など

ADHDの方は日本だけでなく世界各国に一定の割合で存在し、一般的には3~7%といわれています。
女性よりも男性の方が発祥率が高いそうです。
 
上記に挙げた症状に該当し、診療を受けたい場合は「精神神経科」で受診が可能です。
 
ADHDとはまた違う症状ではありますが、吃音症音痴についての記事もあります。
以下をぜひ参照下さい。
「どもり」の正式名称と、ある営業マンの話。
世間一般的に「どもり」と呼ばれる症状の正式名称は、吃音症(きつおんしょう)と言います。 英語では Stuttering 。    言葉が円滑に話せない疾病・障害の事で、 「声を発した時に、言葉が連続して発せられる」「一時的に無音状態が続く」...
「音痴」には正式名称がある!すぐにトライ出来る音痴の改善策は?
一般的に歌が苦手な人を指す「音痴」の正式名称は「先天的音楽機能不全」と言います。   音に対して感覚が鈍く、特に歌唱能力が劣ることを指します。 音楽教育の分野では「調子外れ」という用語が使われることもある。 本人が自覚している場合もあります...

ADHDの子供との接し方

ADHDの子供は自分への自信が持てず、多方面において支障を来す場合が多々あります。
接する場合は以下の点を参照下さい。
 
→こまめによく褒める
→伸びしろがありそうな才能を見つける
→規律や行動の順序をしっかり教える
→不注意によるミスの原因を教える
→急な予定変更などの不安を減らす

発達障害の他の種類

発達障害には大きく3種類あり、ADHD以外に「ASD」や「LD」と呼ばれるものもあります。
 
ASD…人とのコミュニケーションの方法が独特であったり、特定の分野へのこだわりが強い。
LD…知的発達には遅れがないが、読み書きや計算に支障を来す。

最後に

近年、自身が発達障害であることを公表する有名人が増えたこともあり、発達障害への認知が高まっています。
 
とは言え個々の特性が様々なため、サポートする側においても、症状の知識や理解がとても重要になってきます。
現在、家族・親族や仕事関係においてそういった症状の方がいなくても、今後のための知識として是非覚えて頂ければ幸いです。
 
また、英単語の頭文字を略して表記するものの中には国名もありますよね。
国の名前の英語表記や漢字一文字での表記については、以下の記事で詳しく書かれているので良ければ参照下さい。
国名の略称一覧『漢字一文字・アルファベット3文字(IOCコード)』
世界中に数ある国、各国で言葉や文字も様々ですよね。 国名を表記する時、漢字一文字やアルファベット(英語)3文字の略称で書かれる場合があります。 例えば「日米首脳会談」「日中平和友好条約」だったり、スポーツでは「全英オープン」「全豪オープン」...

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