「寿司」の種類にはどんなものがある?

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日本中に2万軒以上ある「寿司店」。
寿司と聞くと一般的には「握り寿司」が最初に思い浮かぶかと思います。

握り寿司以外にも、寿司の種類は数多く存在します。

本記事では、日本全国にたくさんある「すし」の種類について掘り下げます。

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寿司の種類

握り寿司

江戸前寿司とも呼ばれ、最も一般的な寿司の形態です。
一口大サイズの酢飯にわさびをひと塗りし、様々な魚介類を載せて握ったものです。

巻き寿司

海苔の上にご飯を敷き詰め、その上にネタの魚介をのせ巻いたものを指します。

海苔以外に削り昆布などでも巻く物は代用出来ます。

細巻き・中巻き・太巻き

巻き寿司は、その太さによって呼び方が変わります。
中に入るネタが単品の「細巻き」が一般的で、納豆巻きやかんぴょう巻き、きゅうりを巻いたかっぱ巻きなどが有名ですね。
 
サイズが大きい「太巻き」は、具材に玉子焼き・きゅうり・かんぴょう・干し椎茸・桜でんぶ・にんじん等が使われることが多いです。
 
太巻きと細巻きの間に位置する「中巻き」は、恵方巻きやサラダ巻きなどが有名で、海産物をメインに数品を巻いたものです。
 

上記の太巻き・中巻き・細巻きともに、海苔が一番外側に来るのが普通ですが、カリフォルニアロールなど西洋系の巻き寿司では、海苔が表面に来ないように裏返して巻くものを裏巻きと言います。

手巻き寿司

巻き簀を使わず、手で飯と具を海苔で巻くものを「手巻き寿司」と言います。
ホームパーティーなどでも出される機会が多いです。
具材は魚介系だけでなく、野菜や肉類、フライや天ぷらなどの具材が使われることもあります。
 

軍艦巻き

握った酢飯の周りを海苔で巻き、その上にネタを乗せたもの。
いくらやウニのような、握り寿司では崩れやすいネタを乗せることが多い。
回転寿司屋をはじめ現代においては、「ネギトロ、白子、白魚、カニ味噌、ツナサラダ、納豆、コーン…」など、多種多様なネタがあります。

いなり(稲荷)寿司

油あげの中に酢飯を詰め込んだもので「おいなりさん」とも呼ばれます。
その名前の由来は、稲荷神社で祀られているきつねの好物が油あげであることから来ています。
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ちらし寿司

家庭で作られる機会も多いちらし寿司は、酢飯の上に様々な具材を散らして乗せたものです。
乗せる具材は魚介類がメインとなる「海鮮ちらし」もあれば、椎茸やかんぴょうの煮物やでんぶ・錦糸卵などを乗せたものもあります。
 
女の子の健やかな成長を祝う行事の3月3日のひなまつりでは、ちらし寿司は定番メニューですよね。
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押し寿司

握り寿司ではなく、型にはめて押し込む「押し寿司」と呼ばれるものもいくつか種類があります。
 
地方特有のものもありますが、有名なのは大阪の「バッテラ寿司」や富山県の「鱒寿司」、関西地方や中国地方で多く見受けられる「鯖寿司」などです。

なれずし

寿司の始まりとも言われる「なれずし」。
熟れ鮨(鮓)・馴れ鮨(鮓)とも表記します。
魚に塩と米飯を混ぜて長い期間保存をし、乳酸発酵させたものです。
 
地方によって特色があり、滋賀県の「鮒寿司」などが有名です。
鮒(ふな)の他に鯉や鮎、ほっけや鰊・鮭を使ったものもあり、漬ける期間は短いもので数日から数週間、一般的には数ヶ月で、長いものでは数年間漬けるものもあります。

茶巾寿司

五目酢飯を薄焼き卵で包んだ東京生まれの創作寿司で、ひな祭りで出されることも多いお寿司です。
 
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田舎寿司

上記で紹介してきた様々な寿司の種類ですが、海産物・魚介類を使ったものがやはり多いです。
ですが、高知県の山間部に伝わる「田舎寿司」という郷土料理は、山の幸がメインとなります。
 
米飯に柚子酢を効かせた酢飯を用い、寿司ネタには筍、椎茸、蒟蒻、茗荷や、ゼンマイ、イタドリ、ズイキ、柴漬けなどの山菜や漬物などが使われます。

握り寿司以外にも、巻き寿司・押し寿司・稲荷寿司なども存在します。

まとめ

上記に挙げたように、寿司には様々な種類があります。
紹介しきれていない、地方特有のものもまだあるので、ご興味がある方は是非調べてみて下さい。
 
また、「すし」の表記も「寿司」「」「」という風に違いがあります。この漢字の違いについては、以下の記事に詳しく書かれているのでのぞいてみて下さい。
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