「女」という漢字は皆さんご存知ですよね。
では「女女女」、女が三つの漢字『姦』という漢字は見たことがあるでしょうか。
見たことはあっても、日常で使う機会はあまりないかもしれませんね。
『姦』という漢字の読み方などを紹介していきます。
(※本記事内、文字化けなどにより一部見れない箇所があるかもしれない旨、ご了承下さい)
女3つの漢字『姦』の読み方
女女女と、女みっつの『姦』という漢字の読み方は、
訓読みで「みだら、よこしま、かしま-しい」、音読みで「かん、けん」と読みます。
訓読みで「みだら、よこしま、かしま-しい」、音読みで「かん、けん」と読みます。
異体字は「姧・𡝎・𢙶・奸・𡟗・𪙨」です。
姦という漢字の意味としては、
・よこしま。正しくない。 ・みだら。男女が道に外れた関係を結ぶこと。女性をおかす。 ・かしましい。やかましい。
といった意味を持ちます。
『姦』が使われる単語など
『姦』が使われる言葉は、
強姦(ごうかん)、相姦(そうかん)、姦計(かんけい)、和姦(わかん)、姦悪(かんあく)、姦淫(かんいん)、姦通(かんつう)、姦夫(かんぷ)、などが挙げられます。
こうやって列挙すると、あまり良い意味で使われることはない漢字ですね…
姦という漢字を変換する場合は、上記の読み方や単語を入力すれば漢字が出てきます。
「男」と「女」が交じった漢字
姦の意味や使われ方については、男女が関わることが多いです。
ですが、文字通り「男」と「女」が交じった漢字も存在します。
「男女男」と並ぶ『嬲』、
「女男女」と並ぶ『嫐』という漢字です。
どちらも絵面だけみると凄い漢字ですよね。
『嬲』という漢字について
「嬲」の読み方は、訓読みで「なぶ-る」、音読みで「じょう」です。
意味としては、「なぶる、もてあそぶ」という意味です。
『嫐』という漢字について
「嫐」の読み方は、訓読みで「なぶ-る、うわなり」、音読みで「どう、のう」です。
こちらの意味も「なぶる、もてあそぶ」ですが、嬲との違いとしては、『嫐(うわなり)』という歌舞伎十八番の演目があることです。
歌舞伎十八番 嫐(うわなり) - 成田屋 市川團十郎・市川海老蔵 公式Webサイト
歌舞伎十八番 嫐(うわなり) 成田屋は、江戸歌舞伎の代表的な家系、市川團十郎家の屋号で、家の芸として歌舞伎十八番が知られています。
男が三つの漢字『』について
残念ながら、PC・スマホ共に変換出来ない事がほとんどなのですが、男が3つの漢字『』で「たばかる」と読む漢字も大漢和辞典(補巻)に記述があります。
「男性が多く集まり、だます」という意味です。
余談
アーティストの間々田優さんが「女女女女」というタイトルのアルバムを出しています。
参考までに。
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まとめ
女みっつの漢字「姦」のように、同じ漢字2つや3つで構成される漢字を「理義字」と言います。
理義字には珍しい漢字も多いのですが、「㐂」という漢字についての記事も良かったら読んでみて下さい。
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