『とんちんかん』の意味
「物事のつじつまが合わない、ちぐはぐになる、間抜けな言動をする事やそのような行動をする人のこと」
を指します。
皆さんの周りには「とんちんかん」な人はいますか?
どことなく憎めない感じがしますが、ビジネスの場などで「あの人ってとんちんかんな事をよく言うよね」などと言われないよう気をつけましょう。
『とんちんかん』の同義語・類義語
「とんちんかん」という言葉の同義語や類義語には、
「筋違い、的外れ、不揃い、不統一、支離滅裂、辻褄の合わない、ちぐはぐ、荒唐無稽、めちゃくちゃ…」
などがあります。
列挙して挙げると「確かに」と納得しますよね。
ちなみに、「機に応じて即座に働く知恵」を意味する「とんち(頓智・頓知)」という言葉。
有名なとんち話では、「一休咄、彦一話、吉四六話」などがありますよね。
こちらは「とんちんかん」とは無関係です。
そもそも意味も全く違いますもんね。
『とんちんかん』の語源・由来
「とんちんかん」という言葉の由来は、鍛冶屋にルーツがあります。
鍛冶屋の作業においては、師匠が鉄を打ち、その合間に弟子が槌(つち)を入れます。
その際、テンポよくいく場合は「トンテンカン」という音がするのに対して、ずれて鳴る音を「トンチンカン」というように模した擬音語が語源です。
「音が揃わない」⇒「ちぐはぐ」というような意味合いで、間抜けな様を表すようになりました。
漢字で「頓珍漢」と書く場合もありますが、これは当て字だそうです。
『とんちんかん』という名前のモノ
言葉の響きの良さからか、店名として使うパターンも見受けられます。
主に飲食店に多く、店名の表記パターンも「とんちんかん、トンチンカン、豚ちんかん、頓珍漢、豚珍館、東珍康、豚珍肝、Tonchinkan」と、バリエーション豊富で面白いですよ。
とんちんかんという名前のお店については、下記を参照下さい。
また、ある世代の方にはピンと来るかと思うのが「ついでにとんちんかん」という漫画です。
週刊少年ジャンプ(集英社)で、1984年に読み切り作品として掲載され、その後1985年から1989年まで連載されました。
単行本は全部で18巻発行されています。
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