最近はSNSなどの投稿でもよく見られますが、ご自宅のベランダでプランターなどを使ってハーブや、旬の野菜を育てている方が多くいらっしゃいます。
プランターと言っても自分だけのちょっとした畑感覚で、好きなものが育てられるのは嬉しいですし、なによりも、
「芽が出た!」
「夏野菜の種類いくつ知ってる?」
「夏野菜の特徴は?」
「体も喜ぶ栄養満載!」
などの成長を毎日見られるのはハーブや野菜といえども、愛着が沸きます。
ここでは、家庭菜園の初心者でも簡単に育てられる夏野菜の育て方や準備するものについて少しご紹介させていただきます。
夏野菜の育て方ってどんな感じ?
夏野菜に限らずですが、家庭菜園で必要なのは土や、日照時間といった環境です。
そういった環境は、人間でいう住まいづくりと同じです。
日当たりのいいお部屋で、寝心地のいいベッド、栄養のある食事。
どれも人間にとっても欠かせないものです。
環境がいいと、余計なストレスも少なく済みます。
ここまで見ると少し気おくれしてしまいますが、人間ならと考えて家庭菜園を始めてみると何だか挑戦しやすい気はしませんか?
環境作りに必要なものは?
●プランター … 家にあたります
●土 … 寝心地のいいベッドにあたります
●日当たり … 家の日当たりは重要ですよね
●お水と肥料 … 食事にあたります
この4つは基本になっていきます。
この4つが揃わないと家庭菜園には挑戦出来ません。
家となるプランター選び!
基本の4つですが、どれも何でもいいというわけにはいきません。
特にプランターはどこでも売っているので選ぶのが難しいです。
プランターを選ぶ際の注意点としては、まずは素材の点です。
◇プラスチック製
比較的持ち運びが簡単。水分コントロールがしやすい。
◇木製、素焼き
デザイン性が高い。適度な吸湿性。
初心者の方なら、安価で手に入りやすいプラスチック製のプランターをまず使用してみるのがオススメです。
次にプランターの大きさですが、これは野菜の種類によりますが、極力大きくて深い物がいいです。
野菜は根を張って成長していくので、深さのある物の方が根を深くまで張れ、野菜自身の土台がしっかりと作れます。
最初はプランターを置く場所、野菜の種類を考慮した上でさほど大きな物でなくても構いません。
それから、重要なのは水やりの際に必要になってくる排水穴です。
〇排水穴が底面
底面が排水穴のプランターは強度が弱い。
根が底面から張り出してしまう可能性がある。
〇排水穴が側面
底面から害虫の侵入の心配が少ない。
根に酸素がいきやすい。
以上の点を踏まえてプランターを用意してみましょう。
ですが必ず、鉢底ネットや、プランター用のすのこも一緒に用意しましょう!
鉢底ネット、すのこはプランターの中身(土など)が外に出ないようにする目的の物です。
プランターとセットになって売っている場合もあります。
家の次はベッド作り
家が決まれば次はベッド(土)作りです。
家庭菜園とはいえ、野菜が収穫できるようにするにはやはり土作りは欠かせません。
まずいい土とは、、、
〇水はけがいい ⇒ 土に水が染み込むかどうか
〇通気性がいい ⇒ 土に空気がたくさん含まれているか
家庭菜園の土作りはこの2点が必要条件です。
ですが、初心者でも簡単に家庭菜園を始められるように培養土という土が売っているので、土をわざわざ掘り起こすところから始めなくても、プランターに土を優しく入れてあげれば、簡単にこの作業は終了です。
続いては日当たりと食事!
野菜は日当たりがいい場所を好みます。
特に光の量が成長に関係しているので、最低でも14時くらいまでは日が当たるようにした方が美味しく育ちます。
プランターを置く際にはなるべく日がたくさん当たる場所を探して置きましょう!
お水と栄養に関してですが、初心者の方で培養土を使用した場合は、土に何かを混ぜる必要は特にありません。
お水も毎日の水やりをきちんとしていけばいいです。
いよいよ野菜選び!
さて環境作りができたところで、いよいよ夏野菜を選びましょう!
ここでは、栽培の簡単なものと注意点をご紹介しておきます。
◆ 大葉
日当たりがいい場所を好みます
日に当たり過ぎると成長しすぎて美味しくなりません
◆ ししとう
苗を購入して植えつけると収穫までが早い
水やり、肥料切れを防げば辛味も抑えられます
◆ オクラ
1日1回の水やりをたっぷり
通気性を良くする為に、葉の剪定が必要です
◆ とうもろこし
日当たりがいい場所を好みます
人工授粉をさせた方が確実に収穫できます
以上は今の時期からでも間に合う夏野菜です。
自分だけの畑を
家庭菜園というと、準備が大変なイメージはありますが、鉢底ネット付きのプランターを使ったり、培養土を使っていけば、簡単に準備もできます。
夏野菜は暑さに強いものや、収穫時期が短いものもあるので初心者の方でも始めやすいです。
この夏は、自分で育てた新鮮な夏野菜で旬を感じてみるのはいかがでしょうか?
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