巷でよく聞く「ラッキーセブン(ラッキー7)」という言葉、普段何気なく使っていたりしますよね。
ただ、「ラッキーセブンの由来」を知っている方は、そこまで多くないのでは?
パチンコやスロットなどでも、大当たりの時はだいたい「7」が揃う仕様になっており、「7=ラッキーな数字」という図式はもはや一般的ですが、その由来などは如何に?
ラッキーセブンの由来
ラッキーセブンは、元を辿るとアメリカの野球に行きつきます。
まずはそのきっかけから見ていきましょう。
呼ばれるきっかけは野球
9イニング制で行われる野球では、終盤7回はラッキーセブンと呼び、試合の潮目であるという認識が一般的です。
1885年9月30日のシカゴ・ホワイトストッキングス(現シカゴ・カブス)の優勝がかかった試合にて、7回に同チームの選手が打ち上げた平凡なフライが、なんと強風に乗りホームラン!
このホームランにより優勝を決め、勝利投手はこの出来事を「lucky seventh(ラッキーセブンス)」と表現しました。
その後の野球界における概要
7回が重要なイニングであるという科学的・統計的な根拠はないのですが、下記の理由などから、現在でも7回を重要な回ととらえる節があります。
・「先発ピッチャーの投球数が約100球を超えやすい回で、疲労が出やすい」
・「打者も3,4巡目なので、投手攻略の糸口を掴めてきている」
・「残りイニングも少ないため、代打を惜しげもなく送れること」
メジャーリーグでは、7回裏の前に「Seventh-inning stretch」と呼ばれるちょっとした休憩時間が挟まり、「Take Me Out to the Ball Game(わたしを野球に連れてって)」をスタジアム全体で歌うことが恒例となっています。
日本のプロ野球において
7回はラッキーセブンの回であるとされるため、特に本拠地球団での7回攻撃前には、チーム応援歌が流れ、ファンが大きく盛り上がります。
ジェット風船を利用したものでは、 「福岡ソフトバンクホークス、広島カープ、阪神タイガース、西武ライオンズ 等」や、ヤクルトスワローズ(神宮球場)の東京音頭などが有名です。
「7」に関するあれこれ
おまけ的な感じですが「7」という数字に関するあれこれ、
私たちの生活に関わる「7」という数字!(ラッキー7、虹、七福神、㐂寿‥)
皆さん好きな数字はありますか? 「ラッキーセブンの7が好き」という方や、「何事もトップを目指したい!一番じゃないと気が済まない」 、「末広がりだから八が良い」等々、 色々な理由で各々好きな数字があるのではないでしょうか? 本記事では、私...
更に細分化すると、
についての記事もあるので、ご興味あればのぞいてみて下さい。
まとめ
ただ、「7」を幸運の数字とする思想は西洋に古くからあり、「7」が幸運の数であることを「ラッキーセブン」という言葉で表現するようになったきっかけ、始まりが野球にあるということです。
また、ラッキーセブンなんて関係ないよ、という意見もあるかもしれませんが、世の中にはプラシーボ効果というモノがあります。
ここぞの時に集中を高める意味合いも兼ね、野球以外のスポーツでも、「この回は集中」という感じで各チームや各選手が活用する形が良いのではないでしょうか。
信じるモノは何とやらと言いますしね。
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