「臭い・匂い・香り」どうやって使い分けるの?

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匂い」「臭い」「香り」、3つともすべて「におい」を表す言葉で、よく見かけたりしますよね。

最近では「スメハラ」という言葉もよく聞くようになり、においへの感心が高まっていますが、 それぞれ意味や使い方の違いなどはあるのでしょうか?


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臭い

「くさい」という読み方もするように、においとしては不快なモノを対象として使う。
漢字を使用した例としては「悪臭」「腐臭」など。
「全体の70%の人が不快と感じたら悪臭」という基準もある。
 

汗の臭いの種類についてなどは、以下の記事を参照下さい。

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匂い

香水、アロマ、お花など、好いにおいを対象として使うのが一般的だが、
上記の不快なにおいの場合に使うことも間違いではない。
 

香り

「匂い」と同義語とされるが、より上品な印象を与えれる。
例えば、百貨店やデパートなどの販売員などがお客様に対して使う際は、こちらを使うことが正しいとされる。
 
ちなみに、
環境省が定める「悪臭防止法」という法律や、「臭気判定士」という国家資格があるのはご存知でしたか?
 

悪臭防止法

悪臭防止法の概要
1 目的
悪臭防止法は、規制地域内の工場・事業場の事業活動に伴って発生する悪臭について必要な規制を行うこと等により生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とする。
 

臭気判定士

臭気判定士とは?
においの測定方法には分析機器による測定法と人の嗅覚を用いる嗅覚測定法の2通りあります。臭気判定士(臭気測定業務従事者)とは嗅覚測定法を行うための資格であり、パネルの選定、試料の採取、試験の実施、結果の求め方まで全てを統括する、臭気環境分野で初めての国家資格です。全国で24,000件以上も発生している悪臭苦情を解決するために、工場・事業所からのにおいを測定するのが主な仕事です。自治体からの委託を受けるためには必要な資格です。
 
資格者の主な業種
環境保全の必要性が高まりつつある今、委託測定などの分析を行う、分析サービス業からの判定士が最も多く、最近ではISO14001の取得に取り組む企業が自主的な環境管理のために資格を取得するケースも増加しています。
 

 

まとめ:使い方の注意点

においは人によって感じ方が違うため、自分が好むにおいでも相手が不快に感じたり、またその逆の場合もあったりします。
 
自分が気にいっている香水やアロマの香りを、頭ごなしに「臭い(くさい)!」と言われたらちょっと嫌ですよね?
 
そうは言えど、日用品の芳香剤ひとつをとっても、同じ家族や恋人同士ですら好き嫌いがわかれるのはしょうがない事かと思います。
状況によって、気遣いや配慮をしながら言い回しや書き方を気をつけていくのが一番です。
 

余談ですが

テレビの食レポなどでよく耳にする「あれ、何か良いにおいがしてきましたね~」という表現は、「におい」という言葉のほうがなんかしっくりきます。
(※特にラーメンやカレーなど)
これがワインや高級フレンチだったら、今度は「かおり」のほうがしっくりくるから言葉って面白いですよね。
 

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