「高」という漢字は、日常でもよく見聞きする漢字ですよね。
では、『はしごだか』と呼ばれる『髙』という漢字はご存じでしょうか?
「髙橋・髙木・髙田・髙野…」といった苗字や、それを冠する社名や屋号等ではしごだか表記を見かける確率が高いかもしれませんね。
本記事では、はしごだか『髙』の読み方や、漢字に変換する方法について紹介していきます。
(※本記事で使用の「髙」という漢字は環境依存文字のため、お使いの携帯電話やPCのOS・ブラウザの使用状況によっては文字化けで見れない可能性があります)
『髙』の読み方と「高」との違い
『髙』は「高」の異体字とされています。
(異体字とは、読み方・使用方法などが一緒で漢字の一部が異なる字体)
2つの漢字を区分するために、
「高」を「くちだか」、『髙』は「はしごだか」と呼び分けたりします。
読み方はどちらも一緒で、音読みで「こう」、訓読みで「たか」です。
ただ、『髙』は常用漢字ではないため新しく人名には使えません。
子供に名前を付ける際、「たかし=髙志」や「たかひろ=髙広」という具合に、はしごだか髙を使うことは出来ないというわけです。
そして少々ややこしいのですが、
「高が旧字」で「髙が新字」になります。
『髙』の変換方法は?
『髙』の変換方法ですが、「はしごだか」と入力しても出てきません。亘
「たか、こう」と入力しても変換候補に出てくる可能性が高いですが、出てくる候補の漢字が多いため、「たかはし」「たかぎ」等の人名で入力するか、「たかしまや」と打ち変換した方が早いかもしれません。
高島屋のロゴ
前述の通り、百貨店の「高島屋」の会社ロゴは「はしごだか・髙」が使われています(下記参照)。
ご興味がある方は以下の記事もぜひご参照下さい。
「高」がつく苗字や地名
高がつく苗字や地名の有名どころでは、
苗字だと「高橋、高木、高野、高山」、
地名では「高知県」や大阪府の「高槻市」、あとは群馬県の「高崎市」や香川県の県庁所在地である「高松市」などでしょうか。
別記事でもう少し深掘りしているので、ご興味あればこちらも是非読んでみて下さい。
まとめ
新たに知り合った方が『髙』という漢字を使っていたら、メールや年賀状の宛名は「はしごだか」で記載した方がよいかもしれませんね。
少なくとも筆者はそうしています。
どちらの漢字表記でも気にしない方もいらっしゃるでしょうが、
「正式表記で書かれた方が嬉しいかな」との声を、直接ご本人から伺った事があるからです。
最後に、漢字や名前に関する以下の記事もよければどうぞ。
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