ゴキブリの卵、何匹生まれる?見つけたらどうすればいい?

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ゴキブリの成虫を見ると戦慄が走りますが、そんな成虫に会うのもいつものことだとおっしゃる方の家では、ゴキブリの赤ちゃんや卵に遭遇することも珍しくはないでしょう。

成虫に会うよりは鳥肌の量が少なくて済むのが赤ちゃんや卵ですが、これらのベビーたちのことをみなさんどれくらいご存知でしょうか?

ここでは身近なクロゴキブリをメインに、彼らの卵について紹介していきます。

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ゴキブリを叩き潰すと卵が飛び散る?

新聞紙などでゴキブリをバンッ!とやってしまうと、四方八方にゴキブリの卵が炸裂するなんて話がささやかれていますが、それは本当でしょうか?

いいえ、これは完全に勘違いによるデマです。

『蜘蛛の子を散らす』のことわざにもあるように、蜘蛛の子達を背負った母蜘蛛を攻撃したら、四方八方に小さい蜘蛛の軍団が散っていくというのは事実です。

ネット上ではそのグロテスクな様子を動画で紹介しているところも多々あるため、あの気持ちの悪いゴキブリも…とイメージを重ねてしまったのでしょう。

ゴキブリの方も、「自分はもうだめかもしれない」と最期を察知したゴキブリのメスが成長した卵鞘を持っていた場合、それを死ぬ前に切り離すことは確かにあります。

その時の卵(卵鞘)はちょっと細長い小豆のようで固く、色は黒、中に25個前後の卵が詰まっています。

孵化直前ならまだしもクロゴキブリが卵鞘を持っているときはまだまだ孵化は先のことになりますので、卵鞘を潰したからと言って中のゴキブリが散り散りになることはまずありません。

ただしチャバネゴキブリに関しては卵鞘があまり硬くなく、また孵化するまでメスのお尻にくっつけていますので、叩いたチャバネゴキブリが孵化直前の卵鞘を持っていたとしたら、中から赤ちゃんが出てくることは絶対ないとは言い切れません。

ただ、蜘蛛の子のように俊敏に散り散りになることはないでしょう。

ゴキブリの卵を見つけたらどうしたらいいの?

卵自体は動かないし硬いし、あまり気持ち悪い感覚を呼び覚ましません。

ですが、この卵鞘から20匹以上のクロゴキブリがうじゃうじゃと出てきますので、当然駆除の対象とした方がいいでしょう。

しかし、卵鞘はとても丈夫ですので、殺虫剤をかけたくらいでは中の赤ちゃんは死にません。

ではどうやって駆除するのかについて、いろいろな方法を検証しながら紹介します。

候補①『ゴミ箱へ』

間違ってもティッシュでくるんでそのままゴミ箱へ…なんてことはしない方が無難です。

孵化直前だったら、赤ちゃんを食べ放題パラダイスへ招待しているようなものです。

ゴミ箱に捨てるなら、『接着剤で塗り固める』『ビニル袋に入れる』などして少なくとも完全に密閉した状態で捨てましょう。

候補②『潰す』

一番手っ取り早いのですが、気持ち悪いから出来ない!という人は多いでしょう。

中は赤ちゃんを乾燥から守る液体が詰まっていますので、ブチュッと液体が出てくるのは想像するだけでイヤですよね。

さらに、もし孵化直前で幼虫が完成されていたら?と考えると、かなり恐ろしいです。

厚めのビニル袋に密閉して潰すか、完全に屋外で石の下敷きにするなどして潰しましょう。

候補③『熱湯をかける』

卵は熱に弱いですので、熱湯をかけてしまえば死んでしまいます。

中身を見ずに済むので抵抗は少ないですね。

ですが、熱湯をかける時間が少なかったり、ぬるかったり、部分的にかかってなかったりすると完全には死滅しません。念入りに行いましょう。

候補④『火であぶる』

熱湯より確実に死滅しますが、ゴキブリのために調理器具を使うのは抵抗ありますね。

また、熱に弱いからといって電子レンジでチン!はやめましょう。
恐ろしい事態が起こります。

まだ、アルミホイルに包んでオーブンに入れる方がマシです。

候補⑤『冷凍』

卵は5℃以下で20日以上経過すると死滅します。

外に出てきたり、破裂したり、死に損なったりする可能性が一番低いのですが、食品と一緒に保管するのはちょっと…と抵抗感がありますね。

抵抗感より確実性を重視する人向けです。

候補⑥『トイレに流す』

家の中からは確かにいなくなりますが、下水で繁殖する可能性があります。

それが、自分の家の近くの下水ですから、大人になって舞い戻ってくる可能性はあります。

ですが、そもそも下水はゴキブリだらけの楽園ですから少し増えたくらい構わないという方は流してしまいましょう。

熱湯をかけた後にトイレに流せば、より確実ですね。

候補⑦『密封して観察』

ペットボトルに湿らせたティッシュとゴキブリの卵を入れ完全密封し、観察してみてはいかがでしょう?

『水だけでゴキブリは何日生きるのか』

という観察日記が小学生の自由研究に最適です。

ちっちゃいゴキブリが出たら

クロゴキブリの赤ちゃんは白いラインが入った数ミリ程度の黒い虫で、成虫ほど俊敏に走らないし飛ぶこともありません。

比較的駆除しやすい相手ではありますが、だからといって安心してはいけません。

大人のゴキブリや若いゴキブリを一匹だけ発見しても、たまたま家の隙間から入ってきたの迷いゴキブリの可能性も大きいです。

ですが、赤ちゃんを家で見かけたということは、十中八九家の中で卵が孵ったということです。

つまり、あと20匹は家の中に確実にいて、早急に駆除しなければそれが大人になりあっという間に大所帯となってしまいます。

毒エサ・燻煙剤・ゴキブリホイホイなどで徹底的に駆除していきましょう。

まとめ

一見気持ち悪くないゴキブリの卵の恐怖をお伝えしましたが、いかがでしたか?

ゴキブリの繁殖力は爆発的で、ネズミ算式(実際はネズミより多い)に増えていきますので、卵の駆除はとても重要課題です。

クロゴキブリは1つの卵鞘に25個前後の卵ですが、チャバネゴキブリは卵鞘に40個の卵が入っていますし、繁殖サイクルもクロゴキブリより早いですので、1匹の赤ちゃんゴキブリを見たその年のうちに家がゴキブリ屋敷になってしまった!なんてこともあり得るのです。

ゴキブリ対策グッズは早めに買っておく方がいいですね。

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