『薬袋』という苗字は読み方も珍しい!由来はあの有名な戦国武将!?

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薬袋」という珍しい苗字(名字)はご存知ですか?

 
冒頭からなんですが、「薬袋」という苗字は『珍しい苗字(名字)の中では割と有名な苗字』のため、もしかしたら既知の方も多いかもしれませんね。
 
有名になったのは、苗字(名字)自体の珍しさもありますが、その「読み方」にもあります。
そのまま「くすりぶくろ」と読んでしまうところですが、一体どんな読み方なのでしょうか?
 
薬袋の由来などとあわせて、紐解いていきましょう。
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薬袋の読み方

薬袋の読み方は「みない、みなえ」。
全国で約6,500番目の苗字で、その数はおよそ1,500人

現在は山梨県に一番多く見られ約560人。次に東京、神奈川、北海道、静岡と続きます。

同じ「みない」という読み方で「御薬袋」という苗字もあります。
全国でおよそ30人で、薬袋(みない)とルーツは一緒とされます。

他にも、全国の各地域特有の珍しい苗字(名字)は、下記の記事で色々紹介しています。

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薬袋という苗字の由来

由来や起源(発祥)については諸説あります。
 

地名に纏わる説

現在の山梨県である、甲斐国巨摩郡薬袋村が発祥とされる。

ちなみに現在の地名は「山梨県南巨摩郡早川町薬袋」。

Google マップ

薬袋という地名は、武田信玄に仕えた「永田徳本」という医者に纏わります。

医聖」の異名も持つほど非常に優秀な医者であったため、「永田徳本がいれば薬はいらない → 薬袋は見ない」という云われで、同氏が滞在した場所に薬袋という地名が付けられたと言われています。
その土地に関連して付いた苗字という説。

豆知識

消炎鎮痛薬として1933年(昭和8年)に発売され、現在でも販売されている「トクホン」。

大正製薬グループの株式会社トクホンの商品で、なんと85年もの歴史がある超ロングセラー商品です!
そんな同商品の名前は、永田徳本にちなんで付けられています。

ロングセラー商品と言えば、「チキンラーメン」も歴史があります。
その変遷についてや、「世界最古の企業(会社)」についての以下の記事もぜひ読んでみて下さい。

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薬を扱う一族の子孫の説

京都で医薬を扱う一族が現在の山梨県早川町付近に島流しにあった。

時は経ち、その子孫が戦功を挙げた際に賜った土地が「皆井」と呼ばれた土地。
その際、先祖の職業を掛け合わせて「薬袋(みない)」と名乗ったという説。
 

武田信玄が命名した説

その昔、現山梨県である甲斐国を統治していたのが、かの有名な武田信玄公
戦国時代きっての名将といえども一人の人間です。
 
当時、病を抱えていた武田信玄がとある日に薬袋を落とし、拾い届けた百姓に「薬袋は見たか?」と尋ね、「薬袋は見ない」と答えたことで、「薬袋(みない)」という名を与えたという説もあります。
 
群雄割拠の戦国時代においては、トップの人間が病に侵されているという情報は、とても重要ですからね。

まとめ

薬袋さんのルーツ・起源は諸説ありましたが、それらは全て山梨でしたね。

薬袋さんに直接お会いした事がない筆者所感になりますが、全国で約1,500人と聞いて「そんなにいるんだ!」と思ってしまいました。

同じように思った方、いませんかね?

まだまだある「珍しい苗字(名字)」についてもっと知りたい、まだ読み足りないという方は、下記の記事にて続きをどうぞ!

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参照:名字由来net

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