珍しい苗字『杠』の読み方や由来は?似た構成の『杢』という漢字は知ってる?

漢字一文字の珍しい苗字 (名字)で「杠」という苗字があります。
皆さんの周りにはいらっしゃるでしょうか?
 
まるで小説やドラマの登場人物のような印象を受けるのは、きっと筆者だけではないはず。
その読み方や由来などを探ってみましょう。

珍しい苗字『杠』の読み方

読み方は「ゆずりは、あかなし、ゆづりは」
順位は約7,000位で、全国におよそ1,300人。

現在は、佐賀県に約300人、島根県に約200人、福岡県に約140人、兵庫県に約90人ほどみられます。

」という苗字に限らず、日本の各地方・都道府県特有の苗字は数多く存在します。
それらをまとめた下記の記事も是非読んでみて下さい。

https://junglewood.xyz/name/unique-surname-for-each-prefecture/

『杠』の由来・起源など

「杠」の由来については諸説あります。
 
兵庫県南あわじ市灘黒岩にある諭鶴羽(ユヅルハ)神社から由来したという説や、佐賀県の「佐賀市三瀬村杠」という地名から由来した説、植物のユズリハ(ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木)から由来した説などが挙げられます。

現在「杠」さんが多くいらっしゃる地域から見ても、源流は一つではないのかと思われます。

植物のユズリハは「楪」という漢字を書きます。
別記事でより詳しく紹介しているので、こちらも覗いてみて下さい。

https://junglewood.xyz/name/yuzuriha-kanji-%e6%a5%aa-unusual-surname/

『杠』という漢字の意味

※イメージ

苗字ではなく漢字の「」としては、

音読みで「こう」、
訓読みで「ちぎ、ちきり、はたざお、ゆずりは」、

と読みます。

意味は「川にかけられた小さな橋」、「旗をあげるためのさお」など。


植物のユズリハについて

上記でも紹介した植物のユズリハ「𣜿」は、本州の福島県より西の地域、四国地方、九州地方、沖縄県をはじめ、海外では韓国、中国中部まで分布します。

古名はユズルハ
「ユズリハ」という名は、春に枝先に若葉が出た後、前年の葉がそれを譲るように落葉することから来ます。

その由来から縁起物とされ、庭木や正月飾りにも使われます。

ちなみに、魚にも縁起物とされる種類があります。
祝いの席で出される「出世魚」や「縁起魚」について、知っておくと重宝する情報なので、以下の記事も是非読んでみて下さい。

https://junglewood.xyz/creature/kind-of-shusseuo/

https://junglewood.xyz/creature/fish-name-change/

『杠』という漢字の部首

」という漢字の部首的には、左側の偏(へん)は「」、右側の旁(つくり)は「」と、使われている感じ自体は難しい漢字ではありません。
 
「木」という漢字は小学校1年生、「工」という漢字は小学校2年生で習う漢字です。
 
ちなみに、同じ「木」と「工」を使った『杢』という漢字があります。
こちらも普段あまり馴染みがない漢字ですよね?
下記にて少し掘り下げてみます。

「杢」という漢字について

」の読み方は「もく」で、木材の「木目の紋様の中でも特に装飾性が高く美しいもの」を杢と呼びます。
 
杢は、木を製材した時に稀に現れるもので、どれも希少価値が高いものです。
その種類は以下の通り(※五十音順)。
 
※鳥眼杢の一例

泡杢(あわもく)
鶉杢(うずらもく)
孔雀杢(くじゃくもく)
笹杢(ささもく)
鯖杢(さばもく。二股杢とも呼ばれる)
縞杢(しまもく)
如鱗杢(じょりんもく。魚鱗杢とも言う)
スポルテッド杢
筍杢 (たけのこもく。山杢とも言う)
玉杢(たまもく。珠杢とも言う)
縮杢(ちぢみもく。バイオリン杢とも言う)
鳥眼杢(ちょうがんもく。鳥目杢とも書く)
虎斑(とらふ。シルバーグレイン(銀杢)とも言う)
バール杢(瘤杢、根杢とも言う)
斑紋杢 (はんもんもく。レースを編んだように綺麗なものをレースウッドと呼ぶ)
葡萄杢(ぶどうもく)
牡丹杢(ぼたんもく)
リボン杢(縄目杢、矢羽根杢とも言う)

最後に

」、「」ともに、日常生活ではあまり使わない(であろう)漢字ですが、掘り下げると面白い事象が出てきますね。
特に「杢」に関してはそうでした。
 
この機会に日常にあるいろいろな事をぜひ調べてみて下さい。
 

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